ROTARY FRUGELHORN CFH−502
動機:ホルン奏者の私が「ホルン」と名の付く楽器に興味があった、でもイングリッシュホルンは買わないよ!!!
(さかのぼること10年前くらいから)
パイパースバックナンバー234号・240号の記事との出会い (2002年10月)
管楽器とヒトの雑誌「パイパーズ」:この記事に興味のある方へ:「パイパーズ」出版元の杉原書店さんのWEBページにバックナンバーの注文要項が記載されてます。そのほかにも非常に興味深いCD・楽譜も数多く販売されてますので一度のぞいて見て下さいね
■234号の特集「フリューゲルホルン徹底試奏」■
ジェローム・カレ、XO、コルトワなどどれも魅力的、しかしチェルベニー:「遊びで買うのなら最高」というフレーズが・・・。しかも調査の結果、ロータリーヴァルブ仕様なのに定価は10万円を切るというものだった
■240号の特集「チェルベニー・アマティ図鑑」■
やはりホルン吹きとしてページ上部のオーヴァル型のアルトホルンに一瞬心奪われた。仮に購入したとして、使い道が全く思い浮かばない。1週間くらいで心の中から消え去った。ただしチェコ楽器友の会が盛り上がれば・・・しかしすごい。ロータリーフリューゲルにアルトトランペット、バストランペット、バルブトロンボーン。金管アンサンブルに使ったら楽しいだろうな・・と思う私
しかし色々自分だけで盛り上がったが、オーケストラの演奏会が近く、他の楽器に心奪われているどころではなかった
シューマンの交響曲第3番「ライン」Hr.1st (T-T)
アマティ&チェルベニースペシャルウィーク in 銀座山野楽器(2003.1.5−1.12)
転機が訪れた。フェアー開催の広告を見てすぐに山野楽器さんに問い合わせたところ、すごい、何と5-6本のロータリーフリューゲルが入荷展示・販売されるという。???と思われる方、チェルベニー・アマティの楽器は一部機種を除いて通常店頭に並ぶことはなく、あったとしてUSED楽器か、一本物の展示品限りといった具合である。結局欲しければ取り寄せとなり、はずれの楽器が来た場合はどうしようもないのです。そこで購入の意志を伝えたところ、スペシャルウィーク最終日に行われるチェルベニーブラスレクチャー&コンサートの終了後に数本の中から元・東京フィル、現・東京芸術大学管弦楽研究部の神代修先生に選定していただけることになった。
いよいよ購入 いざ東京へ (2003.1.12)
本当は費用もかかるので東京に行かずに、選定品を郵送してもらうつもりだったが、当日しっかりと新幹線に乗っていた。チェルベニーブラスのコンサートは13時半開始。11時前に東京駅に着いたので秋葉原の電気店街をぶらついて少し時間をつぶそうとしたのが全ての間違いだった。JR秋葉原駅を出た瞬間「どうぞー見て行って下さい」、と一枚の絵ハガキを渡されそんな物に興味のない私は早々にカバンにそれをしまって立ち去ろうとした、その時・・「いや、そうではなくて、見て行って下さい」とイベントスペースで行われているシルクスクリーン版画の展示会に連行された。
やっとの思いで抜け出し、地下鉄日比谷線に飛び乗り銀座駅に13時15分。山野楽器のイベント開場到着は13時20分。セーフ。チェコの楽器が周りに並ぶ中、レクチャーコンサートは始まった。印象的だったのは発売前だがチェルベニーのF管ロータリートランペット(プロトタイプ)。これはオプションとしてB管に補正管を差し込み「調」を変えるものだが、これがあればカルメンの冒頭部のEsをごまかして吹く必要はなくなる(通常B管ではこの音は出ないため口で調整して適当に吹く)。→F管ロータリートランペットは¥108,000(イエローブラス)で発売予定らしいよ。詳しくは山野楽器さんにお問い合わせを。チェコ楽器による金管五重奏は非常にブライトな響きが印象的でした(^-^)
いよいよ選定!!
チェコから調達した5本のうちすでに2本はSOLD OUT!!チェルベニーブラスで神代先生が使用されていた1本と残りの2本の計3本の中から選定となった。日本国内でこれだけの中から選定して購入できるのは現時点今回のフェアのみだ。ちなみに先生は非常に気さくな方で雑談も交えながら第1段階で3本から2本に絞って頂きました。
・みずみずしい音のするもの(A)と張りのあるあか抜けた音のするもの(B)(後者Bが先生の使用されていたもの)
・音程などは双方良好とのことであとは好み
・2本を吹き比べると確かに空間に広がる音の質、吹奏感が若干違う、Aの方が自分のイメージに合っている
色々悩んだあげく先生にも鶴の一声を頂き、Aの方を選びました。先生、貴重なお時間をどうもありがとうございました
◎CFH502の写真です◎ ●(画像をクリックすれば大きくなります)●
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