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秋葉原のイベントスペース展示会でのやりとり  

変な絵はがきを配っている人達がいた。私は捨てれば良いからと思い一応もらってみた。それが大きな間違い!!!その場を立ち去ろうとする私に「どうぞあちらのギャラリーで展示会やってますので見て行って下さい・・」

まあ時間もあるし、軽い気持ちで見るだけ見てみようと思いギャラリーへ

受付:「お客さん、こういう展示会にはよくいらっしゃるんですか?」

私:(あのー無理矢理連れてこられたんですが・・・)「興味無いんで来ませんよ・・ぶつぶつ。。。」

受付に呼ばれたお姉さん:「そうですよねー」←失敬な!!

お姉さん:「こちらが今注目の○○先生の絵です」

絵の下には¥1,500,000の値札が・・・  (もう遅いが)その時ピーンと来た

私:「へー、興味ないですねー」

お姉さん:「そんなこと言わずによーく見て下さいよ、お客さんラッキーですよ、○○先生の絵は○○テレビがスポンサーとなって来日記念展覧会では数万人の来客が有ったんですから・・・」  ←後で調べたらこの先生は今の注目株で結構有名らしい(興味ないけど)

私:「・・・」

お姉さん:「どの絵がお気に入りですか?」と言われたので正直ににキリンの絵(120cm×80cmくらい)を選ぶ。スポットライトの下にその絵を掛け始める

「この絵は視線を落として見ると更に違った魅力があるんですよー」←これが重要ポイント

(椅子に座らせるための口実ですので、視線を落とそうが正面から見ようが変わらないと思う)

私を絵の前に置かれた椅子の上に座らせ、なにやら膨大な資料を持ってきて説明を始めた

(適当なことを行って話を聞かせる体勢に持っていくのだ、茶ぐらい出せよ!!)

お姉さん:「お客さん、値段とか関係なしにこの絵が欲しいと思いますか?」

私:「えー、思わんねー、」

お姉さん:(解説)←時間が気になるのと興味がないので全く聞いていなかった

お姉さん:「お客さん、例えば100万円あるとしたら何を買いますか?」、私:「貯金するかなあ」

お姉さん:「へーえらいんですね、でも絵の優先順位って低いですよねー」、私:「そりゃあ低いね、でも買わんよ」

人の話聞いてないお姉さん:「でも家に帰ってきてこの絵があればどうですか、癒されますよねー」 私:「そう?邪魔なだけやん」

お姉さん:「でも絵って一生物ですし、150万って考えるから高く感じるんですよ」

お姉さん:(少し席を外し何か手帳のような物を持ってきた)

隣の接客お姉さん:「この絵は視線を落としてみるともっと違った魅力があるんですよ」と全く同じせりふを口走っている

私:(なんや、ここはハンバーガーチェーン店か、マニュアル通りの接客しやがって・・・)

お姉さん:「お待たせしました」と手帳を見せられ、その中には数字がいっぱい並んでいる、すかさず「月々いくらくらい自由になるお金がありますか?」 という質問

お姉さん:(月々2万円弱 60回払いのところを指さし)「たった五年でこの素晴らしい絵が手に入るんですよー、そう考えたら安いですよねー」

    ちっとも安くねーよ、このくそばばあ!!総支払額は200万近くじゃねーかよー

私:「あのねー、まぢで買う気無いって」

お姉さん:「今日この絵に出会えたのも何かの縁ですよ、世界中で大人気なんでいつ売り切れるか分かりませんよ」

私:「じゃあ欲しくなったら、適当にインターネットで調べて買うわー」 (そろそろ時間が無くなってきた)

お姉さん:「○○先生はですね、・・・・・・(作者先生の生い立ちをまた語り始めた)」

私:「ちょとストップ、時間無いし帰るわ」

お姉さん:「お客さーん、時間無い攻撃ですか?」 なんだ、時間無い攻撃ってのは???と、時間無いわ攻撃のやりとりが数十回繰り返され

私は席を立ち走った!!階段を駆け下り建物の外へ・・・、お姉さん「お客さん、お客さん、お客さーーん、お客さーーーーん・・・・・・・」

外に出るとまた連行されてくるお馬鹿さんが大勢・・・また同じ事の繰り返しをするんでしょうねー

不覚でした。いつもなら無視するのだが東京に来て少し舞い上がっていたのだろう、反省です。後で調べてみたところ、その作者は本当に第1線でご活躍されている方で、私の見た絵は150万円ではなく10万円そこそこで取引されている代物らしい。その絵の作者に何の責任もないが、芸術性を分かってか分からずか、そんな金の稼ぎ方は失礼極まりない、そんな仕事はすぐに辞めてしまえ!!

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